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Lightning



こちらでは、実際に何を考えて皆さんの(自分のもでした)ECUチューニングをしているか、

ぼくなりに思っていることを書き留めておこうと思います。

別に難しい話じゃありません。「こんなかんじでやってます。」というようなお話です。

感想は万別です。でも共感していただければとっても嬉しいです。



   ■ そもそも、何をやっているのか


こちらで、ECUチューニングを行っている事は、ハード部品の変更によりバランスが崩れた場合、純正と同等のフィーリング

にするため、データの小規模変更(補正)を行っています。


初めて、自分がECUを触ったとき、何を目的にやったかというと

「エンジン出力の向上とフィーリングを良くする、乗りやすくする」ため、興味本位で始めました。


高回転のパワー感や中域でのレスポンスアップを出すため、

プログラムはそのままでデータだけ変えてもエンジンフィールが良くなったり、悪くなったり、

楽しかったですが、そもそも純正品の改造ですから邪道ですね。


純正ECUは、知識のある設計者達が作ったものです。特徴や傾向はさておき、普通に乗るのであれば、

あらゆる状況において、性能・バランスが取れた製品を作っているので最高の質だと思っています。

実際、純正メーカーのECUに組み込まれている演算を拝見したこともありますが、

数えきれないほどの公式が、絶妙に絡んでいることを知ってから、「こんなのに一人で立ち向かえない」って痛感させられました。


メーカーの方に伺ったら、「それでも完璧ではない」と厳しいコメントです。

純正ECUのプログラム根本をどうこうしようということはキッパリやめましたが、

「せめて、データの小規模変更だけでも」という思いで、

少し触ることにしました。(思いがけずに色んな所に影響が出て不調になったり壊れたらいやなので・・・・)


そんなところで、自分の車を見てみると、ECU以外において、純正でない部品を少なからずも装着しており、

すでにバランスが崩れている状態で乗っていることに気づかされます。


純正の状態からバランスが悪くなったところを、少し補正しながら、

純正と同じようなフィーリングへ元に戻すという考えで、自分はデータ変更して行く事にしています。


そこから、数年、多くのお車を拝見してきましたが、どのようなきっかけで作業してきたかを改めて考えてみました。

大きく分けて2つ、「もっと調子を良くしたい」か「不調なので見て欲しい」のどちらかです。


まあ、どちらもおなじ作業をやるのですが、後者の場合には追加する項目があります。

それは、ハードウェアを触るか、車両の故障部位を修理するかどうかのところであり、それ以外はやることは一緒です。

現状把握の確認から、慎重に作業を始めております。


実際、お店でご依頼される作業は、エンジン高出力化するため、

エンジン関連の部品を取り付けるので、その際、バランスが崩れる部分を

「ECU内のデータを補正して、バランスを取って下さい。」という内容のものばかりです。


車を買ったままの状態であればメンテナンスのみしていれば、正直、何もしなくていいと思っています。

しかし、少しでも動力に関わるアフターパーツへ交換すると話が変わります。

それらの状況により、調子を崩して走りづらくなることもありますし、

そのままではいろんなものが壊れてしまう場合もあります。


そのような時に初めてECUチューンによる調律が必要になってくると考えております。

又、今までご依頼頂きましたお車で、ハードウェアの交換なしで、

「ECUのみのデータ変更だけ」という作業は、やった事がございません。


ハードウェアの変更に対し、バランスが崩れてECUチューンによる調律が必要になった場合、

データ補正作業が行われるものだと考えています。


基本、車はノーマルで走るのが好きです。

何かをやったことによって不調になる、壊れる、というものは嫌いです。(やんなきゃいいじゃんッて思う)

シンプルで効果的なものを好み、興味をもちます。




   ■ 僕の作るデータの方向性


先にもお話した通り、皆さんからのご要望の内容が、「もっと調子を良くしたい」という場合でも、

「すでにバランスをくずしているから直して欲しい」という状態からでもやることは同じだと思っています。


まずはメンテナンスが行き届いているかどうかをチェックします。

飽くまでも、純正と同等のフィーリングを目指すようにデータ変更が最大の目的です。

よって、ハード部品の故障は、修理した上で、データ作成作業をしなくてはなりません。

シビアなアクセルワークをしなくても、優しいエンジンフィーリングになるようなデータを作るため、

車両を良いコンディションにするところからスタートします。


まずはエンジン廻りの主要なセンサー類、スイッチ類が正常な数値、動作をしているかを点検修理致します。

必要とあらば同時に調整までしておきます。

次に装備品のチェック、純正部品から交換されている部位、特にエンジン廻りをチェック致します。

強度や消耗、劣化、傷みなどしていないか点検します。吸排気漏れ、吸気管、バキューム配管、

EXマニ~マフラーなど排気パーツの漏れ、音質などをチェックします。


ここからはECUのデータ変更に使用するセンサー部品等を装着していきます。

特に純正センサーのみで動作する場合は、この項目をスキップします。

使用するECUによって追加でセンサーを使用する場合には、

特にセンサーハーネス導通に気を配りながらセットしています。

センサーの取り付け場所によりデータはガラッと変わるケースもありますので、ECUや車種の特徴を考慮します。

そして測定機材の設置です。測定器のセンサーも寿命や精度のチェックもしておきます。

出力される数値はデータ変更時、当てにするポイントとなります。

内容は多種です。

様々な状況下でも乗りやすいデータを作れます。絶対に「乗り難くなった」とだけは言われたくありませんから。


それからセッティングに入るときに念頭に置いていることは、

例えば、絶妙な足回りとタイヤのセッティング、デフの効き具合の調整といった同じような方向性で、

ECUチューンを目指しています。ECUチューン内容でも好みやその車の方向性で分かれるところがあると思っています。

決して「まったり」にすることはしませんが、その車の使用目的に合うようにセットしていることです。

駆動系の強度や摩耗に関するところ、

又、タイヤやサスペンションの性能に合わせてトラクションのかけやすいエンジンフィールにしているつもりです。

「鋭い部分」がどうしても欲しいという場合には、データを必要に応じて差し替えることも致します。

スロットルを全開にするところからは、その回転と負荷に応じてパワーを重視したものにしますが、

エンジンにダメージを与えるようなデータを入れることは致しません。

この辺りは長期的でイレギュラーな事態も想定して、

いつ何時も、安心してアクセルを踏めて、エンジン寿命を縮めることのないデータにしてあります。


出来上がると結構普通に感じますが、時間を掛けて細かくやっています。

全体的に普通にできていれば、ぼくの中では合格点です。最高出力が出ていたとしても、「少しでも乗りづらい」は不合格です。




   ■ こういうのも、お受け入れします。 【トラブルで困っている】


お車が調子悪いと、気持良くないし、萎えますので、

皆さんも自分の車がそうなったら頭にきたり、嫌になってしまうんじゃないでしょうか。

以下には、今まで預かった車で、「こんなかんじで嫌だ」というリストです。

「トラブルシュート」記事にも載っているかもしれませんけど、

もう一度、紹介します。


「エンジンの調子が良くない。困っている。ECUでどうにか出来ないか?

多分セッティングが合っていない」とオーナーさん本人、また、その知人さんから、言われることが多いのですが、

今まで、ぼくの中では「やってもらったところで聞いてみたら?」と考えていたんですが。

そもそも、何かのミスならやり直してもらえばいいんだけど、

やってもらったところで一生懸命作業をやってそのような状態であると、

もう一度、頼んでも同じ結果になるんじゃないか?と思い、そういうご依頼も全部受け入れることにしています。



以下は、社外ECUを購入した、もしくは、他の所で現車セッティングされた方々の質問や相談の一部の内容です。



・社外ECUにしたのに、運転していて車がガタつく。

・現車セッティングしたのに、エンジンが壊れているみたい。

・現車セッティングによる不調が原因にも関わらず、アクセルでコントロールしなさいとか言わたのですが、
 そういうものなんですかね・・・。

・現車セッティングより、明らかに燃費が悪化しました。インジェクター容量が原因だと言われた

・ECUデータを書き換えてから、車庫入れ中にエンストしてしまう

・フルコンに換えてからアイドリング回転数が高過ぎる気がする

・社外のECUを付けたが調子が悪い気がする

・黒煙がひどく出るようになった。なんとかECUチューンで直りませんか。

・街乗りだけでエンジンブローしてしまった。

・最高出力が上がったが、街乗り運転及び渋滞時にギクシャクして、とても運転できない。

・自分でECUのデータを変えたのですが収拾が難しい

・エンジンの回転上昇が遅い、加速が悪い

などなど。



どのようなものでも原因があるので解決できると思っています。

但し、ECUチューンのみで不良症状や悩んでいる問題を解決できるとは、限りません。

ハードウェアの問題にも関わりますので、ハードとソフトの両面から、エンジンを良好なコンディションにしています。

でも色々調べてやってきましたが、けっこうな割合でECUデータが原因であることが多かったです。




   ■ 嬉しいご依頼


「もっと乗りやすく、パワーアップ!燃費アップ!」というご依頼が一番嬉しいし楽しいです。

車両のコンディションは最高ですが、もう少し欲があって改善したい、というご要望です。


・ブーストアップに対応させたい

・もう少し低回転域のトルクがほしい

・エンジンチューンに対応させたい

・高回転まで気持ちよく吹け上がらせたい

・タービン交換に対応させたい

・全域でエンジンレスポンスを上げたい

・どの回転域でも、なめらかなエンジンフィールにしたい

・全体的にパワフルにしたい


↓↓↓


上記の様なご希望に、喜んでお応えします。


エンジンを守りつつ、それぞれのご要望にお応えしなければなりませんので、

ご要望に対応できるハードの準備とメンテナンスが必要になります。

まずは、その最終目的を明確に決めていただきます。その後、具体的な方法をこちらからご提示します。

エンジンパワーとトルクをどの程度欲しいのか、

どのようなフィーリングを手に入れたいのか、お話いただければ、自分の解釈のもと、その結果をお見せ致します。





   ■ 皆さんの車を触るとき


皆様のお車に対して「調子よく」、「乗りやすく」ということを最大の目標にECUチューニングしております。


そのご要望としては「色々と部品を付けたんだけど、乗りづらくなってしまっているのでそのバランスをとりたい」

「アフターパーツへの交換で崩れたバランスをECUデータの整理で、 調律し、純正と同等フィーリングにしつつ、

パワーアップしたい」というものばかりです。


お客様の多くは、物事をきちんとしている人ばかりなので、仕上がりの評価がシビアで、

なかなか気付きにくい細やかなところまで伝えて下さいます。

今では、その評価が楽しみなところでもあります。


今まで来店くださった皆さんは、1台の車で10年以上、大切に乗られている方ばかりですので、

ここからさらにエンジンの寿命を縮めるわけにはいきません。


日頃のメンテナンスも大切ですし、ECUのデータに関してもそれに見合うくらいきちんとしなければなりません。

表に見えない部分ですが、乗るたびに感じるところですので、

オーナーさんの感覚に合う、心地よいものに出来るよう努めています。

また、これらもお手伝いを楽しみながらやっていく、やりたいと思ってます。どうぞ宜しくお願い致します。









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