PS13シルビア 走行中に冠水、それ以降エンジン不調の為、修理③

修理の続きです。
 
エンジン本体が出来上がりましたので周辺部品の取り付けから車体への搭載まで進めていきます。
 
 
 

 
この時点で補機類の取付と劣化パーツのメンテナンスを併せて施工しておきます。
 
オイルブロックのOリングは新調します。
 
 
 

 
インジェクターやインシュレーターは再利用します。
 
 
 

 
ウォーターポンプは冷却の主要部品ですので新調しまして……
 
 
 

 
ターボチャージャーは浸水の疑いがありましたので新品を用意します。
 
純正の価格が当時価格の2倍になりましたので海外から同等品を手配しました。
 
 
 

 
箱には「MADE IN JAPAN」と……
 
 

 
ターボの潤滑と冷却の循環ラインをセットしていきます。
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
冷却水の経路、ゴムホースはすべて交換し、
 
 
 

 
再利用する鉄管類はさび落としてゴム管との密着性を上げます。
 
 
 

 
防錆処理も……
 
 
 

 
接続するとこんな感じです。
 
 
 

 
サーモスタットも新品に取り換えてLLCの循環性を高めておきます。
 
 
 

 
金属パーツの取付角度を微調整します。
 
 
 

 
 
 

 
こちらはトランスミッションです。
 
クラッチハウジング内の清掃後に
 
レリーズフォークの支点となるピボットをNISMOの強化品にしておきます。
 
 
 

 
 
 

 
フォーク、レリーズスリーブは洗浄、清掃して再利用します。
 
ベアリングのみ浸水の影響を受けているため新品を圧入取付しておきました。
 
 
 

 
補機類取付完了。この状態でエンジンルームへ……
 
 
 

 
搭載します。
 
 
 

 
インプットシャフトとクランクとの差し込み部にある
 
パイロットベアリングは消耗品とみて都度交換しています。
 
 
 

 
フライホイールは軽く汚れを落として再利用します。
 
 
 

 
クラッチカバー、ディスクの取付完了。芯出しは正確に。
 
 
 

 
エンジンとの接合部です。
 
オペレーティングシリンダーも固定しておきます。
 
 

 
ゴム系マウント類はNISMO製品にチェンジ。
 
スポーツ走行中におけるエンジン・ミッションの揺れを抑えることで、
 
シフトチェンジの操作性を高め、且つ各部品との接合部の寿命を延ばす目的です。
 
 
 

 
下廻り完成。
 
 
 

 
ここからエンジンルームの整頓作業に移ります。
 
 
つづく
 


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