PS13シルビア 走行中に冠水、それ以降エンジン不調の為、修理②
エンジン不調修理の続きです。
エンジンが降りましたので分解洗浄から始めます。

ヘッド部を外した跡のシリンダー部です。
一部錆と汚れはありますが状態は良いです。

ヘッドの内部パーツも汚れはありますがキレイに洗浄、研磨すれば再利用できます。

ヘッド部は洗浄研磨待ちです。

シリンダー部の分解を始めます。

腰下部から取り出したインナーパーツ群です。
再利用するものと新調するものを選別します。

クランクシャフトを抑えているラダービームとキャップ+ボルトは洗浄できました。

バルブは洗浄と軽い磨きで「良い圧縮」を目指します。

バルブステムの外径を測定。「痩せ」などの点検をします。

バルブステムの通り道であるバルブガイドの内径調査をしておきます。
測定結果から今回はガイド交換なしで作業が進められそうです。

フロントカバー(左側面面部品です)と共にシリンダーを上面研磨します。
SR20の泣き所であるエンジン前面のオイル滲み対策が済みました。

バルブの当たり面の研磨。右が研磨済みです。

シートリング面もキレイにしておきます。右が処理済みです。

ダミーヘッド待ちシリンダー…

燃焼室洗浄とバルブとの摺り合わせ加工、面研磨加工の済んだヘッドです。

洗浄後のヘッド内部パーツです。

ヘッドの部品組込ができました。


シリンダーにダミーヘッドを取付けたところです。
この状態で内部パーツの嵌合を決めます。

クランクシャフトもキレイにして測定待ち。

シリンダー内径、ボア径測定します。

クランク摺動部の外径を測定します。

コンロッド大腿部の内径も計測します。

クランクメタル、コンロッドメタルの計測…

選定中です。

メタルは傷みが見受けられましたのですべて交換しておきます。
クランクシャフトはシュルシュル回り・・・まだ回しません。

ピストンリングも…

ピストン組み込みが出来ました。

ヘッドとシリンダーを組み付けベアエンジン状態になりました。
始動したわけでもないのに調子良く回りそうな気がしてしまいます…。
つづく
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