BNR34スカイラインGT-R RB26エンジン修理オーバーホール①
BNR34スカイラインの車検のご依頼をいただきました。
東京都内と遠方からいつもお声掛けをいただき、ありがとうございます。
お預かり予定日、オーナー様は自走でこちらへ向かっていましたが、
道中で「エンジンが停止し、再始動できないため、レッカーをお願いしたい」との連絡がありました。
停車場所へ向かい、対応しました。
到着現場でエンジンが始動できない(スターターモーターが回らない)状態
でしたので「バッテリー上がり?」かとも思ったのですが、
ラジエターキャップを外してみると冷却水(クーラント)が入っていません。
エンジン廻りの各所から冷却水(緑色の水)漏れの跡があり、
オーバーヒートしてエンジンが回らなくなったと思われます。
エンジンコンディションのチェックをしてみます。
圧縮が著しく低下しています。
オーナーさんとお話をしましてエンジン修理をすることになります。
車両保険に加入されておられましたので「そちらで修理代を賄えないか?」
というお話もありましたので、オーナーさんが長期間に渡り損保会社の担当とも掛け合いましたが、
「どのような理由でオーバーヒートしたかの確認が取れない」
こちらの車両にドライブレコーダーの装着がなされていないため、
「フロントバンパーに異物が張り付いて水温が上がり・・・」
などの証拠、裏付けがなく、保険適応外という判断になったそうです。
「実費での修理をお願いします。」・・・乗換を検討することなく直されることとなりました。
エンジンを降ろすため部品を外していきます。
タービンを外し、トランスミッションを降ろし
フロントドライブシャフト、ほか周辺部品群を取り外していきます。
エンジンが取り出せそうです。
トランスミッションのベルハウジングがクラッチ粉で汚れていましたので、
洗浄し保管しておきます。
降りました。
エンジン分解前に、
補器類を外しておきました。
続く…
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