C35ローレル スピードメーターを動かしてほしい

タイトル通りの依頼を受けました。
 
お話を伺ったところ、
 
C35ローレルのAT車にER34スカイラインのMTミッションを取付、変更されたとのことです。
 
この作業はオーナーさんご自身で施工されたようです。
 
 
 
DSC08518
 
通常走行は可能ですが、スピードメーターだけが動作しないということです。
 
 
 
DSC08371
 
少し動かしてみましたがスピードメーターは反応しません。
 
簡易診断機での表示も0㎞/hです。ECUにもスピード信号は届いていないようです。
 
 
 
DSC08373
 
エンジンチェックランプも点灯していたため、診断機で確認してみます。
 
スピードセンサーの関連した項目に異常が出ています。
 
 
 
DSC08375
 
ミッション脇についているスピードセンサー本体からのハーネスは接続されているようです。
 
センサーを外して、内部のギアが外れていないか、センサーギア先端部が届いているか、
 
単体で回転させたときのパルス出力するか、なども点検しておきます。
 
ミッションからセンサーコネクタ出力までは正常です。
 
 
 
DSC08410
 
インパネメーターAssy.を自己診断モードで点検もしてみましたが正常のようです。
 
 
 
DSC08411
 
この後は、ハーネスがどこかで断線している、と判断して、
 
まずは、スカイラインとローレル、それぞれのメーター周りの
 
配線図と整備要領書から辿っていくことにしました。
 
 
 
ところが、C35ローレルのメーターコネクタ配置、ハーネスの色などが、
 
年式やグレードで多種あることを知り、
 
その当時の資料をいくつか調べましたが、こちらの車両に該当するものがありませんでした。
 
 
 
DSC08449
 
資料が足りない上に入手困難な感じでしたので、別の方法で作業を進めます。
 
 
 
この年式あたりの車両は、
 
メーター裏のシート状の基板に各センサーの接続配置が記してあります。
 
それを頼りに直接結線して動作チェックをします。
 
黒ケーブルはテストのため簡単に接続してあります。
 
 
 
DSC08448
 
同じパルスを発生するセンサーを手で回し、スピードが表示することが確認できました。
 
後はミッションからメーター裏まで純正ハーネスに沿って這わせて、
 
コネクタ部に接続すれば出来上がりそうです。
 
 
 
DSC08459
 
仮付けでテストします。
 
入力した信号がメーターを通過した後、ECUまで規定のパルスに変換されているか、
 
取付されているスピードセンサーで実速との誤差はないか、
 
また、チェックランプも消灯しているか、エラーコードが出ていないか、など点検します。
 
 
 
その後、外したパネル類を戻して再度検査して完了しました。
 
オーナーさんに動作具合と作業内容をお知らせして、引き渡しができました。
 
 

■■■ 求人募集 ■■■

当店ではメカニックを募集しています。

ガレージには冷暖房エアコンを完備し、一年を通して快適な環境で作業ができます。

給与は能力に応じて30〜40万円程度、残業等、手当につきましては別途支給いたします。

自動車整備業界で働いている方で給与や待遇、職場環境等に不満がある方がいましたらお声掛けください。

職場見学歓迎です。お待ちしています。

 

⚡⚡⚡お店の雰囲気がよくわかるフォトギャラリーです。日々更新しています。2024/3~

2018/8~2024/3と、⚡2000/10~2018/8までのフォトギャラリーです。

 


« 前の記事: を読む

次の記事: を読む »