180SX 純正スピードメーターが実車速と大幅に誤差がある。

車検で預かった180SXです。
 
パーキングブレーキをドラムブレーキへの改造申請が済み、
 
同時に依頼されていたインパネメーターの修理、メンテナンスに取り掛かります。
 
 
 
「車速を上げていくと、追加メーターとの誤差が大きく、針の揺れも大きくなる時がある」
 
ということで状態の確認と修理を致します。
 
 
 
純正スピードメーターの動きとアフターパーツのメーターと比較します。
 
なぜかこの車は全部で4個もの車速表示をしています。
 
それらと比べても10~15㎞/hほどの誤差がありました。
 
 
 
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これは4速、2000rpmでのスピードです
 
本来は50~60㎞/hくらいなはずなのに、70㎞/hくらいを指しています。
 
実際は、もっと上がったりするときもありました。
 
 
 
コネクターの接点不良をまずは疑い、合計3か所の接続部分のクリーニングから始めます。
 
その後に一度取付け直しますが、まだ動作がおかしいので分解してみます。
 
メーターAssy.からスピード表示部分のみを取り出します。
 
 
 
DSC00839
 
基板を見ても、正常な感じです。気になるのが、この青/白のダイヤルです。
 
 
 
『これ、この可変抵抗で校正できそうな気がする』という判断のもと、
 
まずは方向性を知るためにダイヤルで回してみることにします。
 
 
 
少し調整してみても、変化する方向が分かりませんので、
 
ダイヤルを全開、全閉で回し様子を見ます。
 
右回しで低く表示し、左回しで高く表示することが分かりました。
 
 
 
タイヤ外径にも寄りますが通常は4速 2000rpm 50㎞/h強、
 
もしくは5速 2000rpmで70km/hの記憶がありましたので
 
右いっぱいから少しずつ中央寄りに近づけていっていきます。
 
 
 
ところが、微調整後には、ダイヤルは元の位置で正常値が出ました。
 
どうやらこの部分の接点不良で正常動作しない時があったようです。
 
調整つまみを回したことで接点がうまく出たのかもしれません。
 
ちょっと気づくのが遅かった・・・
 
 
 
DSC00873
 
これが正常の動作の状態です。
 
今回は清掃、分解、可変抵抗の接点だしで直ってしまったという話です。
 
電子部品内部で起こる接点不良はとっても厄介です。
 
 
 

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