S2000 タペットクリアランス調整
走行距離が10万キロを超えたところで、エンジンからのタペットノイズが大きくなったとのことで
エンジンヘッド部のクリアランス調整を依頼されました。
サーキット走行を嗜まれている方のホンダ S2000 AP1です。

F20Cエンジン、2リッターNAの中では、かなりパワーがあります。

厚さの違うシムに交換しなくていいから簡単か・・・

・・・と思ったのですが、シックネスゲージの差し込みにくいところ(ほぼ全部)があり結構面倒です。

固定ナットの締付をすると、簡単にクリアランスが変わってしまします。

その辺りを見越してナットのトルクをかけます。シックネスゲージを潰してはいけません。

クリアランスはマニュアルにある通りの基準値で合わせました。

潰れのあるタペットパッキンとプラグホールのパッキンは、この際に交換しておきました。

16個全部の測定と調整は結構たいへんでしたが、これでタペットを打つ音量は少し小さくなったと思います。
クリアランスの広くなっていたところもありましたので、
バルブのリフト量も変わり、気持ちパワーも上がったでしょうか?気のせいですかね。
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