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S15シルビア アライメントをとってもまっすぐ走らない

 
「4輪アライメントをとったのに、車が真っ直ぐ走らない。」ということでお車預かります。
 
事故の修理完成時に調整したということですが、
 
ウチで修理した車ではないので詳細が分かりません。
 
以前から、この訴えはうかがっておりましたが、
 
オーナーが若いコなので、面倒なことでお金がかかってはいけないと思い、
 
「小遣いができたら、あらためて一度見てみましょうね。」で、話が止まっていたものです。
 
「そろそろお願いしたい」ということで4輪アライメントをとることになりました。
 
 
 
DSC01165
 
 
 

 
以前のアライメントレポートを拝見したところ、気になるところが・・・
 
前後のトーは合っています。リアのトーも合っています。
 
テンションロッドが調整式でキャスターも合わせてあります。
 
フロントのキャンバーだけが左右で2°違います。これは大きい差です。
 
 
 

 
 
 

 
このまま いきなりアライメントのテスターにかけるのは心配なので、
 
調整する前に、まずは試走します。
 
 
 
ゆっくり前進しながら、ブレーキを踏むと左にステアが切り込んでいきます。
 
ブレーキを踏む回数に応じて、どんどんと左に切れていきます。
 
今度はゆっくり後退しながら同じようにブレーキを踏むと右に切れていきます。
 
気持ち悪いくらいに。
 
 
 

 
 
 

 
アライメントをとってもこんな状態なのかな?と、
 
計測値を疑いながら、測定器を掛ける前に、色々と試してみました。
 
前後のトーと前のキャスターを少し動かしても、全く症状は変わりません。
 
元に戻して、一番怪しいフロントのキャンバーを変えようと思いましたが、
 
キャンバーは非調整式で、
 
ブラケット部のボルトをちょっとゆるめて倒したくらいでは何も変化がありません。
 
細いボルトに変えて調整してみると・・・2°くらい倒れました。
 
再度ゆっくり試走してみると、、、まっすぐ走ります。
 
キャンバーが原因だということが分かりました。
 
 
 

 
 
 

 
アライメント測定器を掛けても「何も変わりませんでした。」でお返しするところでした。
 
もしくは「この車の装備ですと、これ以上、調整することはできません。」
 
と伝えてしまうところでした。
 
 
 

 
今後、小遣いが貯まったらいい車高調を入れるとのことでしたので、
 
アライメントの測定器をかけるのはその時にします。
 
今回は簡単にナックル部のブラケットを加工して
 
キャンバー調整し真っ直ぐ走るようにしてお返ししました。
 
ステアリングのセンタリングもズレがありましたので、そちらも直します。
 
フロントキャンバーを変更したことによるトー変化も測定、調整しておきました。
 
リアのキャンバー、トーに関してはそのままで大丈夫だと思います。
 
これで、まっすぐ車が走り、気持ち良いハンドリングになったと思います。
 
 

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