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S15シルビア NAエンジンをターボエンジンに換装

 
「NAエンジンを、力の出るターボエンジンに変更してもらいたい」との相談を受けました。
 
付き添いで来られたオーナーのお父様も自動車の仕事に携わっているとのことで、
 
一緒に色んな話をしながら、作業の内容を煮詰めることができました。
 
 
 
DSC09896-001
 
簡単な方針としては、
 
程度の良い中古のSR20DETターボエンジンは希少で、存在したとしても高価なため、
 
単純なターボエンジンへの載せ替えという手段を取らず、
 
コンディションの良いNAエンジンを用意、分解、エンジンオーバーホールを兼ねて、
 
インナーパーツの交換と小加工で作業を進めるお話となりました。
 
 
 

 
各部品が集まり、作業を開始します。
 
エンジンの降ろしは、慣れたもので簡単に・・・
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
エンジンの主な変更点は、ピストンとヘッドガスケットの交換とタービンオイルリターンニップルの加工取付け、
 
そしてタービンオイルの供給ブロック+ラインを追加で取付けました。
 
僅かな手間で、シンプル且つ、メンテナンス性の良いものになるよう作業しました。
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
出来上がったターボエンジンを載せます。
 
インタークーラー、タービン、燃料ポンプなど、ノーマル部品を取り付けます。
 
クラッチは強化品がありましたので、そちらを使用します。
 
 
 

 
メインハーネスはNA用を使います。
 
小改良してターボエンジンを動かせるようにします。
 
 
 

 
作業中なので少し散らかっています・・・
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
今回ECUは純正を使います。追加基板を付けてROMチューンでいきます。
 
ササっと終わると思ったのですが、予定より時間がかかってしまいました。
 
純正燃料が濃すぎるのでかなり減量して燃料マップをスッキリさせました。
 
ここに関しては、手間をかけた分、良いものになったと思います。
 
 

 
大型のインタークーラーが装着されるまで、
 
しばらくこの状態で、通勤など様子を見ながら乗っていただく事になりました。
 
 
 
仮の状態で、本人さん、それとお父様にも乗っていただきましたが、
 
「軽く回って、トルクも上がって、乗りやすくなった」と満足していただけたようです。
 
 
 

 
仕上げに、インタークーラーを前置きに変えて見た目もターボらしくなったところで、
 
点火プラグを新品に変えてから、
 
最後にECUのデータを高回転域まで整えて、完了しました。
 
 

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