S14シルビア サーキットを走った時にだけエンジンの調子が悪くなる その3

 
ここからはオーナーさんが大阪にお帰りになりましたので作業をするだけです。
 
普通の2.1L+エンジンオーバーホールでもよかったと思うのですが、
 
折角なのであれこれやることになります。
 
 
 
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施工前です。汚れてますがブロックの程度は良さそうです。
 
 
 
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吸排気のバルブです。
 
ステムの痩せもなく良好、キレイにしてから使います。
 
 
 
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面研磨したところです。
 
バルブとガイドの密着を良くして、きちんと圧縮が取れるようにします。
 
 
 
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吸排気のバルブ。キレイになりました。
 
 
 
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通常OH+αの内容です。バルブ研磨やシートカット、摺り合わせ、ヘッド面研磨、
 
シリンダー上面研磨、ボーリングは普通にやります。
 
 
 
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以下は普段あまりやらない加工です。
 
自分のエンジンにもやったことのないオイルポンプの錫メッキ処理を施します。
 
スムーズにオイルが流れます。
 
 
 
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クランクメタルオイル溝の切り増し
 
シリンダ側のメタルには溝があるのに、キャップ側には一切溝はないので。
 
オイルが流れ込みやすい作りに変えます。
 
 
 
メインメタル、コンロッドメタルの二硫化モリブデン処理。
 
クランクシャフトがクルクル回るようになります。
 
 
 
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ロッカーアームへのWPC処理。
 
カムシャフトにバンバン殴られても大丈夫?!
 
 
 
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エンジンが出来上がりました。こうなってしまうと、何が変わったのか全然分かりませんね。
 
 
 
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タペットカバーをキレイにするとでOHしたことを少しでもアピール?
 
 
 
今回のエンジンは、通常やらない加工と各部のクリアランスのこだわりました。
 
ほとんど慣らしもいらない程、きっと低回転からスムーズに回るエンジンになると思います。
 
 
 
つづきです。
 
 


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