180SX クラッチのミートポイントが高すぎる⁈

「半クラのポイントが高すぎるているような・・・」ということで
 
愛知県からお越しいただきました方の180SXのメンテナンスを致しました。
 
いつも遠方よりのご来店、誠にありがとうございます。
 
今回はクラッチカバーとディスクを新調するため、
 
その後にクラッチ滑りのトラブルにつながると予測される要素をなくしておきます。
 
 
 
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色々と調べて気になるところ、分かっていることとして、
 
・クラッチのオペレーティングシリンダーをフリーにした時にプッシュロッドが縮まらない。
(ミノワ180、店長S15も同様のテストをしてみたところ容易に縮みます。)
 
・ペダルに遊びがないと、固くこのような状況になります。
 
・マスターシリンダー、オペレーティングシリンダーは2016年に新調済みです。
 
・ペダルとマスターシリンダーの接合部差し込み代の位置に異常を感じる。
(通常ですと、雄ネジの中間地点で落ち着くところ、通常よりも締め込んだところでセットされています。)
 
また、ロッドをさらに縮めたところまで調整することでオペシリンダーの動作が正常となりました。
 
 
 
ここまでやって思ったことは、「ロッドが長過ぎる」か
 
「クラッチペダルストロークが少ない」ということになりそうですが、
 
マスターシリンダーは新品交換したばかりなので装着部品の相違などは考え難いです。
 
よって、ロッドが長いという案は一時保留にしておきます。
 
 
 
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最終型の180SXには2種類のクラッチペダルが存在ます。
 
分かり易く分類するとNA用とターボ用です。そのどちらかが装着されている可能性があります。
 
もしくは、バルクヘッド部のカラーが縮んでいるのか?
 
それらのことを確認してみます。
 
 
 
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予想に反して装着されている部品はすべてこの車両のものと判明しました。
 
ペダルブラケットも新しく交換歴もありそうですし、取り付けに問題はありませんでした。
 
唯一違うところといえば、油圧ラインです。
 
クラッチチューブコネクターと一部ラインをキャンセルして、
 
メッシュホースでダイレクト接続してあります。
 
このことでマスターシリンダーから送る油量が通常よりも多くオペシリンダーに送られているという判断で、
 
今回はマスターのロッド長を出来るだけ短く調整し対処することにしました。
 
 
 
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クラッチペダルに遊びを持たせるため調整ロッドを少々縮めました。
 
この状態で、オーナーにテストドライブしていただきましたところ、
 
半クラのポイント、ペダル踏力など、施工前と比較にならないくらい、
 
とても扱い易い状態になっているとの感想をいただきました。
 
 
 
これで、クラッチ滑りをおこす要因はなくなりました。
 
また、近日こちらに来られるタイミングがあるとのことですので、
 
その際に油量を確保できている条件のもと、
 
オペシリンダーの容量アップで対処する案もあるということをお伝えしました。
 
通常、大容量オペシリンダーはメタルクラッチのみの対応ですが、
 
これだけ多くの油量を送れることが分かりましたので、
 
ノーマル形状のクッションプレートの入ったディスクでも
 
踏力も軽くスパスパと気持ち良く切れると思われます。
 
 
 


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