ジムニー ECUでエンジンフィールを変えたいのだけれど

 
「走行中のエンジンフィーリングを変えたい」ということでお預かりしたジムニーです。
 
エンジンは、シルビアに搭載されているSR20に変更されていました。
 
使用しているECUは『 EMS 』というものです。
 
初めての仕事(お客さんもお車も)をいきなり、容易に受けるわけにもいきませんので、
 
まずは点検という形で預かることにしました。
 
 
 
DSC02334
 
エンジン本体はノーマルということです。
 
NAエンジンで4連スロットルが装着されております。
 
バキュームタンクが小さいせいか、補助力が少なく、ペダル踏力が要るようです。
 
 
 
DSC02329
 
実際に走行して、気づいた点は・・・
 
2500~3000romで加速しない領域があります。燃料は濃い目です。
 
また、巡航している状態から、ほんの少し加速させるだけで、
 
一時的に結構な燃料を噴射している様子です。
 
それと、速度を上げていくと(50km/h位から)振動が出ます。
 
まあ、これは駆動系が原因なのだと思いますが・・・
 
 
 
DSC02332
 
今回はECU関連のところを、という依頼でしたので、そちらを拝見します。
 
EMS自体、初めて見て、触れますので、特徴を調べます。
 
 
 
燃料マップ、点火マップは、普通に反応しますが、
 
数値の増減は、長押しが効かないので大幅に変更するときにはキーを連打します。
 
加速増量など普段良く触るパラメーターが車両設定のページで変更するため、
 
ある程度、最初の段階で入力数値を決めておかなければいけないようです。
 
これらの数値を後で変更すると、
 
せっかく作ったマップが台無しになってしまうことも分かりました。
 
また、回転格子の桁数が多く、きめ細かい制御は可能なようです。
 
 
 
このコンピューターとの付き合い方は、なんとなくのイメージは出来てきましたが、
 
・・・なかなか難しそうです。
 
きれいなデータを作るには結構時間がかかりそうな感じです。
 
これから仕事でEMSを使っていくことになるのであれば、
 
もう少しお勉強しようかと思いますが、
 
おそらく頻繁に触れることはないかな・・・
 
ということで、データ変更は、そこそこのところまでにして
 
細かく見るのは今後ということにします。
 
 
 
「もう少し乗りやすくしたい」というところに関しては、
 
詳細なECUデータ変更を含めて、今後オーナーさんと話し合って決めたいと思います。
 
 


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