フェンダーライナーカバーの加工

車高を落としたりインチアップしたホイールに変えたりした際に
 
フェンダーライナーカバーがタイヤと干渉してしまう場合の対処法です。
 
古くからあるネタで昭和の頃からあったのかは知りませんが、ちょっと地味な内容なので
 
今までブログなどで紹介する程ではないと思っていましたが、うちの若い従業員に
 
教えるついでに画像を撮りながら作業を進めてみました。
 
 
 
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お車は110系のマークⅡです。
 
ノーマルの車高より低くなっていて、ホイールは社外品の大径ホイールへと変えてあります。
 
純正から何インチアップしているかは知りませんが扁平タイヤも含めて
 
車体の横から見るとホイールアーチに対してかなり大きくなっているのが分かります。
 
 
 
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ステアリングを切ると際どいというかあたっています。
 
作業前にオーナーさんが事前に干渉する辺りにテープで印を付けておいてくれました。
 
 
 
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リフトに上げて作業します。
 
 
 
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干渉部分が黒っぽくなっているので分かりやすいですね。
 
 
 
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道具は軍手とカセットボンベ式バーナーの2点です。
 
手袋をしているのはボクで画像は蓑輪に撮ってもらいました。
 
作業内容はとても簡単で、フェンダーライナーカバーの干渉部分を含めた周辺を
 
暖めながら手で押してタイヤの逃げ分を変形させるだけです。
 
火加減の調整を誤ると穴が空いたり表面が溶けてしまう事もありそうですので
 
慌てずにゆっくりとバーナーの熱を伝えるような感じで小さな面積を
 
少しずつやるのがコツといったところでしょうか。。。
 
 
カセットボンベ式バーナーの代わりにヒートガンでも同じような感じで出来ると思いますが、
 
素材がそもそも薄いので熱がすぐに逃げてしまう事もあり、バーナーと比べると時間がかかるので
 
セッカチなボクみたいな人には向いていないかもです。(笑)
 
 
 
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ルーバーの部分と周辺もそれなりに出来たところです。
 
 
 
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横から見ると分かり易いかもです。 これで作業は終わりです。
 
 
 
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これでバウンドしたときなどに聞こえる「ズザッ」とか嫌な音もしないし、
 
放っておいて穴が開く心配もないし、極端な例ですが傷んで外しちゃいましたなんていう乱暴な人も
 
一部いるかも知れませんが、フェンダーライナーカバーが無いとタイヤハウス内にジャリや
 
泥などが入って思いのほか車が傷んでしまうのでお心当たりのある方は
 
早めに改善したら良いと思います。
 
 
 
shirasan180sx
 
因みにボクの180SXのフロントフェンダーはノーマルでワイド化はしてないですが、
 
ホイルのオフセットが今ちょっと分かりませんが245/40/17のタイヤでツラまで攻めた感じですが、
 
車体に対して前後方向と上方向をバーナーで炙って
 
この加工をしてありますので干渉は全くありません。
 
うちのお客さんにも一人ずつ、一々聞いたりしたことが記憶に余りなかったように思いますので、(ゴメンナサイ)
 
この記事を見てやって欲しいと思った方は店長、又は蓑輪宛に相談して下さい。
 
ボクはスルーでお願いします(笑)
 
おわり。。。
 
 
 


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