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JUM S15 SILVIA   SPEC DATA   2011.1.15
■ベース車両
 車名  日産S15シルビア    型式  GF-S15   年式  2000 
■エンジン系
 型式  SR20DET     排気量  2200cc     出力  430ps 7000rpm    トルク  55kg  5800rpm
■チューニング内容&仕様パーツ
 TOMEI  CAM  PROCAM270    HKS  TURBINE  GT2835
■排気系
 マフラー  KAKIMOTO  GT  1.0  FULL-TITAN     EXマニホールド  ALTRACK
■伝動系
 ミッション  NISMO  6SPEED  TRANSMISSION   クラッチ  OS-GIKEN  TWIN   デフ  NISMO  GT-LSD
■エアロキット名
 LIGHTNING-STRIKES  S15  SILVIA  RACING  EDITION
■内装関係
 シート  BRIDE   ステアリング  SPARCO   メーター  RACEPAK IQ3
■サスペンション
 サスキット名  ARAGOSTA  FUJISPEEDWAY-SPEC   ブレーキ  BREMBO
■サスペンションアーム
 IKEYA-FORMULA  SUSPENSION-ARM
■ホイール
 メーカー・名称  RAYS    VOLK-RACING RE30   サイズ(F) 9.5J-18+15  サイズ(R) 10.5J-18+18
■タイヤ
 メーカー・名称  YOKOHAMA  ADVAN A050   サイズ(F) 245/40R18  サイズ(R) 265/35R18
■ Media
・2011年東京オートサロン 出品モデル
・三栄書房 OPTION 2 2011年 5月号 表紙装飾・取材   ・海外  SUPER STREET   PERFORMANCE IMPORTS


 開発・ストーリー
 オーナーの”JUM氏”はエンジンや足回りなどのチューンナップされたシルビアで”FUJI SPEEDWAY”の
レーシングコースでスポーツ走行を楽しんでいた。
 サーキットドライブを楽しみつつも、タイムアップしていきたいところで、エンジンの更なるチューンアップと
それを路面に伝える太いタイヤを収める為のワイドボディー化を検討していたが、一般的に販売されているエアロパーツでは
彼の憧れの”SUPER GT”の様な”レーシング”スタイルのモノは残念ながら存在しなかった。
     ・・・・・ 彼が欲しいのは”スポーツ”ではなく”レーシング”なのだ。 ・・・・・
  しかし彼は”SUPER GT”の車両の様に本物のエアロダイナミクスをダイレクトに感じる事が出来る
ボディーがどうしても欲しいという夢を諦めきれずにいたところで、相談をうけた私はかねてからの知り合いの
"SPORTS CARS"の代表、大橋氏にデザインとマスターモデルの製作を依頼することとなった。
 『大橋氏は”SUPER GT”などに代表されるレーシングカーボディーのデザインから製作まで手掛ける日本を代表するレーシングカーデザイナーなのです。』
 数ヶ月後、ボディーパーツが出来上がり、車体への取付や、塗装、ディテール、セットアップパーツの選択などを
プロデューサーの私(シラさん)が担当し完成にいたりました。
 エアロチューニングが済みこれから更なるエンジンのパワーアップチューニング(SR20DETの2.0L仕様から2.2L仕様に変更)や、
強化ミッション(ドグミッション)の搭載、足回りのカスタムなどを施し、サーキットドライブを楽しんでいきます。


 "JUM S15 SILVIA" のエアロデザインをして戴いたレーシングカーデザイナー大橋氏より
 JUM S15のボディカウルはストリートでのドレスアップにとどまらず、サーキット走行に有効な機能を持たせた本格的な
エアロパーツである。 各パーツのディテールは、エアロダイナミクスに基づき形状決定されている。

 この車輌は、ツーリングカーであるために重量もあるが、それなりのエンジンパワーも
与えられているために大きな力を発生できる設計が必要となった。

 JUM S15の特徴のひとつでもある法規ギリギリの低い車高を生かして、フロントはグラウンドエフェクトに
よるダウンフォースの発生を可能とした。 その最大発生源であるフロントアンダーパネルは、
ベンチュリー形状により流れる空気の流速を速め、大きな面積で絶対量を確保している。
大きな力に対応するために、ドライカーボンとGFRPのマテリアルで構成されたこのパーツは
車体からフレームによって高い強度で固定される。

 フロントバンパーはフロントアンダーと別ピースとなり、レーシングカーと全く同じ構成である。
フロントアンダーとは対照的に、空気抵抗を小さくするため滑らかな形状を選んだ。
ホイルハウス内の空気を抜くためにバンパーサイドにはアウトレットを設けている。

 富士スピードウェイは高速サーキットとされているが、中速コーナーもありスロットル開度も神経を使う。
ここをホームコースにしているJUM S15のフロントバンパーにはフロントのダウンフォースの増加と、
ボディ後方への空気の流れもスムーズにするカナードを取り付けた。

 ボンネットにはラジエターの熱を逃がすためのアウトレットルーバーを設けたが、有効な排熱のために
場所と形状が違う点にも注目してほしい。 ボンネットの先端は流速が速く、車輌を上向きに引っ張りあげるリフトと
いう力が発生するが、これを抑える効果を発揮するためのアイテムでもある。

 JUM S15のエアロダイナミクスはボディサイドにも ぬかりはない。
フロントアンダーとフロントタイヤから抜けてきた空気を有効に排出するために設けたサイドルーバー。
ボディサイドから車体のボトムにもぐりこもうとする空気の流れを遮断するためにサイドスカートの外側に
取り付けられたレーシングパーツそのもののサイドフェンス。 どちらもマテリアルはドライカーボンである。

 フロント・リアのホイールオープニングの大きさはは、タイヤに対して少し大きめにしてある。
これもJUM S15に与えられたエアロダイナミクスの細かなチューニングで、回るタイヤが乱した空気を
少しでもホイールハウス内から外に出そうという理屈である。

 リアフェンダーやリアバンパーはボディカウルや車体を流れる空気の最終処理をしなければならなく、形状には神経を使った。
リアフェンダーはリアウイングに悪影響を及ぼしてはならないのは当たり前で、
むしろウイングの効率を上げる形でなければならない。
近年では珍しくなってしまったクーペスタイルのシルビアは、リアウイングには効率よく空気が流れるルーフ形状なので、
リアフェンダーはなるべくウイングから距離を保ち小ぶりにしたのがタイヤトップからフェンダートップまでの
見た目の厚さがなくなり、きわめてレーシングカーに近いスタイリングとなった。

 リアバンパーの面はほとんどがドラッグになってしまうために、穴を開けて対策している。
下面についてはディフューザー形状を選びスプリッターまで設けてあるが、車輌中央部のボトムにはボディカウルを設定してないために
本来の効果を期待できない。但し、緩くなってしまった空気の流れを適正化するために角度のついたボトム形状を選んだ。

 圧巻なのはリアウイングである。
日本ではGTウイングと呼ばれているストリート用のそれとは一線を画したレーシングユースそのもので、
今後の更なるエンジンパワーアップに対応できるように選んだ、ハイダウンフォースタイプである。
トランクリッドの上面にマウントするのは危険なため、トランクルーム内にフレームを組み、そこにウイングステーを
取り付けリアウイングをマウントすることになったので、GFRP製のトランクリッドをステーが突き抜けることとなった。
ウイングは角度調整が可能。もちろんドライカーボン製である。

 各パーツは、奇をてらったような形状は一切なくサーキット走行のために「本物」を合言葉に開発されたが、
出来上がってみれば機能美を感じるスタイリングに仕上がった。








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